


軽井沢で生まれ育った3代目ベアドッグ 「レラ」と「エルフ」お仕事デビュー
軽井沢町からの委託でツキノワグマ対策に携わるNPO法人「ピッキオ」の3代目ベアドッグ(クマ対策犬)2頭がこの夏、本格的に実務デビューしている。2頭はともにメスの「レラ」と「エルフ」。同法人の繁殖プロジェクトで2018年春に生まれ、同年6月のテストで適性が認められた。
最初の1年は、人やクルマなどの人工物に慣れるための社会化訓練を続け、毛皮などを与え徐々にクマに興味を持つようにし、19年春以降は森へ出て、本物のクマの前でも萎縮しないよう訓練を積み重ねた。
「レラ」は「タマ(レラとエルフの母)」のハンドラー(飼育兼訓練士)でもある田中純平さん、「エルフ」は新人の井村潤太さんがハンドラーを務める。これまでのハンドラー2人、ベアドッグ2頭の体制から、3人4頭体制になることについて、2つのプラス面を田中さんは挙げる。1つは、学習放獣のときなど、多くのベアドッグで威嚇できるため、クマにより強い恐怖心を与えられること。もう1つは、異なる場所で同時にクマの目撃情報が寄せられたときでも、すぐに駆けつけられること。「パワーを上げるのと同時に、労力を分散させられる」と田中さん。
井村さんは16〜19年、ピッキオの契約社員として、クマ活動期の夜間巡回にあたったのち、19年12月に正社員として入社。エルフとは2月下旬から、生活をともにしている。井村さんは「観察力を身につけ、エルフとの信頼関係をより強くしたい。将来はクマと人、どちらの暮らしも守れるようなハンドラーを目指したい」。井村さんについて、田中さんは「犬への愛情をもって、根気づよくトレーニングしている。彼ならやってくれると期待している」と、先輩ハンドラーとして手厚くサポートしていく考えだ。
最初の1年は、人やクルマなどの人工物に慣れるための社会化訓練を続け、毛皮などを与え徐々にクマに興味を持つようにし、19年春以降は森へ出て、本物のクマの前でも萎縮しないよう訓練を積み重ねた。
「レラ」は「タマ(レラとエルフの母)」のハンドラー(飼育兼訓練士)でもある田中純平さん、「エルフ」は新人の井村潤太さんがハンドラーを務める。これまでのハンドラー2人、ベアドッグ2頭の体制から、3人4頭体制になることについて、2つのプラス面を田中さんは挙げる。1つは、学習放獣のときなど、多くのベアドッグで威嚇できるため、クマにより強い恐怖心を与えられること。もう1つは、異なる場所で同時にクマの目撃情報が寄せられたときでも、すぐに駆けつけられること。「パワーを上げるのと同時に、労力を分散させられる」と田中さん。
井村さんは16〜19年、ピッキオの契約社員として、クマ活動期の夜間巡回にあたったのち、19年12月に正社員として入社。エルフとは2月下旬から、生活をともにしている。井村さんは「観察力を身につけ、エルフとの信頼関係をより強くしたい。将来はクマと人、どちらの暮らしも守れるようなハンドラーを目指したい」。井村さんについて、田中さんは「犬への愛情をもって、根気づよくトレーニングしている。彼ならやってくれると期待している」と、先輩ハンドラーとして手厚くサポートしていく考えだ。
「自分の家の台所のように」誰でも歓迎 スタートから3年「あたしキッチン」
幼児から学生、お年寄りまで、あらゆる世代の人が集まって食卓を囲む「こどものいばしょ・あたしキッチン」。「大好きな軽井沢で、何かお役に立てることを」と、かつて厚生労働大臣を務めた、軽井沢在住の小宮山洋子さんを中心に、2017年5月から毎月第4土曜の昼に食事を提供し3年を迎えた。
子どもの貧困対策のイメージを前に出さぬよう、会の名前に「こども食堂」は使わず「自分の家のキッチンのように、誰でも食事を楽しめる場にして、その中で困っている子どもたちも来てくれればと考えている」と小宮山さん。
米や調味料は、関連団体でもあるフードバンク軽井沢に集まったものを使い、野菜は農家から寄付をもらう。賛助会員を募り年間費(1万円)を、肉や魚など足りない食材の購入費にあてている。
運営スタッフは徐々に増え約20人。料理、配膳、受付に分かれ来訪者を迎える。スタッフが6人しかいないときに、91人を出迎えたときは「口も聞けないほど忙しかった。食べに来た人も手伝いに入ってくれて、何とかなりました」。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4、5月は中止。3カ月ぶりとなった6月27日の「あたしキッチン」は、対面にならぬよう席を配置。59人が参加し、8種の天ぷらに、肉じゃが、カップケーキなどを味わった。幼児2人を連れ、ほぼ毎回来ているという中軽井沢の女性は「子どもを連れて外食できるお店が、軽井沢は少ないので貴重な場。家事を休めて助かっています」と笑みを見せた。
子どもの貧困対策のイメージを前に出さぬよう、会の名前に「こども食堂」は使わず「自分の家のキッチンのように、誰でも食事を楽しめる場にして、その中で困っている子どもたちも来てくれればと考えている」と小宮山さん。
米や調味料は、関連団体でもあるフードバンク軽井沢に集まったものを使い、野菜は農家から寄付をもらう。賛助会員を募り年間費(1万円)を、肉や魚など足りない食材の購入費にあてている。
運営スタッフは徐々に増え約20人。料理、配膳、受付に分かれ来訪者を迎える。スタッフが6人しかいないときに、91人を出迎えたときは「口も聞けないほど忙しかった。食べに来た人も手伝いに入ってくれて、何とかなりました」。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4、5月は中止。3カ月ぶりとなった6月27日の「あたしキッチン」は、対面にならぬよう席を配置。59人が参加し、8種の天ぷらに、肉じゃが、カップケーキなどを味わった。幼児2人を連れ、ほぼ毎回来ているという中軽井沢の女性は「子どもを連れて外食できるお店が、軽井沢は少ないので貴重な場。家事を休めて助かっています」と笑みを見せた。
1200株の花を植栽 六本辻を華やかに
町内で国際交流の推進に取り組むNPO法人「軽井沢国際交流協会」が6月13日、六本辻ラウンドアバウトの中央島に花の苗を植栽した。雨の降るなか、会員約10人が作業し、百日草、ブルーサルビアなど6種約1200株の花を渦状に植えた。雲場池や旧軽井沢銀座から近く、観光客も多く通行する場所で、中央に石があるだけで味気ないと、同会員が町に話をもちかけ植栽の許可を得た。花の配置をデザインした同会の今村舜匡さんは「花いっぱいの景色を楽しんでほしい」。秋には再度、春に咲くチューリップなどの球根植物を植える計画だ。
しなの鉄道に新型車両デビュー 平日は通勤客、土休日は観光客を運ぶ
しなの鉄道は7月4日より新型車両SR1系を導入し、有料快速列車の運行を開始した。合計2両3編成の車両は、土休日に「軽井沢リゾート号」(2両編成)として観光客の足となる。朝夕の時間に軽井沢〜妙高高原間と軽井沢〜長野間それぞれ2本ずつの運行だ。車両にはバリアフリートイレを、座席にはコンセント・ドリンクホルダーを設置し快適に車内で過ごすことができる。土休日限定で選べる朝食付きプラン(軽食セット1500円+列車指定券500円)もあり、のんびり朝食をとりながら列車の旅を楽しめる。
経営企画課の藤井さんは新車両導入にあたり「土休日の観光列車にはぜひ家族、特にお子様と一緒に乗車いただき、沿線の魅力的な観光地発見につながるわくわく感のある旅行をお楽しみいただきたい」と話す。
また、平日の通勤時間は6両まで連結し、有料快速列車(小諸〜長野)を合計4本運行。(「しなのサンライズ号」・「しなのサンセット号」)座席はデュアルシートを採用しロングシートにも転換可能なので、有料快速列車以外の時間はロングシートの通常列車としても運行している。
経営企画課の藤井さんは新車両導入にあたり「土休日の観光列車にはぜひ家族、特にお子様と一緒に乗車いただき、沿線の魅力的な観光地発見につながるわくわく感のある旅行をお楽しみいただきたい」と話す。
また、平日の通勤時間は6両まで連結し、有料快速列車(小諸〜長野)を合計4本運行。(「しなのサンライズ号」・「しなのサンセット号」)座席はデュアルシートを採用しロングシートにも転換可能なので、有料快速列車以外の時間はロングシートの通常列車としても運行している。
オンライン&リアル旅で軽井沢を巡る

地域の旅行を企画運営している軽井沢トラベル&コンサルティングが、オンラインと実際の旅を組み合わせたツアー「軽井沢の歩き方」を開催する。Zoomでのレクチャーの後、参加者が各自で軽井沢を回るスタイル。今年は歴史をテーマに、「アマチュア」「ジモティー」「マイスター」の3回開催で、全て終了すると軽井沢歴史マイスターの認定証がもらえる。「オンラインとリアルを組み合わせた新しい旅行スタイル。軽井沢の歴史の奥深さに触れてほしい」と代表の河野岳さん。歩き方の案内人は軽井沢ヴィネット編集長の広川美愛が務める。アマチュア編は7月17日に開催する。
参加費は1組3000円、ツアー限定グルメが楽しめる軽井沢の歩き方グルメクーポン付。詳細はwww.karuizawa-travel.com/arukikata 問合せ050-3557-2396(軽井沢トラベル&コンサルティング)
参加費は1組3000円、ツアー限定グルメが楽しめる軽井沢の歩き方グルメクーポン付。詳細はwww.karuizawa-travel.com/arukikata 問合せ050-3557-2396(軽井沢トラベル&コンサルティング)


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- No.210・211(2020年12月)
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