2冊の野鳥図鑑「識別編」と「生態編」

DSC_0003.JPG ともにA5版で「識別編」は162ページ、2160円。「生態編」は288ページ、2376円。町内では軽井沢タリアセン「睡鳩荘」、軽井沢新聞社「金曜日の本屋」(毎週金曜10:00~18:00)で販売。
 軽井沢町のNPO法人「生物多様性研究所あーすわーむ」の鳥類研究家、石塚徹さんがこのほど、2冊の野鳥図鑑『見る聞くわかる野鳥界 識別編』と『同 生態編』(ともに信濃毎日新聞社)を出版した。

 「識別編」は、野鳥観察の初心者にもわかりやすく、鳥ごとに見られる時期や場所、見分けのポイント、イラストを掲載。「同じ種類でも個体ごとに違う」と、鳴き声のパターンも複数示した。「生態編」は、採食、繁殖、季節移動など、野鳥の行動を豊富な写真とコラムで紹介。野鳥を擬人化し、気持ちをセリフにした石塚さん作の漫画も随所にちりばめた。

 2冊で286種の野鳥を紹介し、本州で見られる鳥はほぼ網羅している。約900枚の掲載写真のうち、ほとんどは2013年から14年にかけ、石塚さんが撮ったもの。4分の1は軽井沢町内で撮影した。

 石塚さんは「鳥の行動を理解するのは難しいが、色々と見当をつけて考える楽しさを、少しでも感じてもらえたら」と話す。

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