


軽井沢の情景歌った80年前の「千ヶ滝小唄」現代に 曲、歌詞、振り付け、揃った!
♬碓氷越えれば 気も軽井沢
降りる支度を 降りる支度を
千ヶ滝
(藤山一郎作曲・久米正雄作詞)
これは国民的歌手として知られた藤山一郎(1911-93)、渡辺はま子(1910-99)のデュエットソングで、ビクターエンタテインメントから1935年に発売された「千ヶ滝小唄」の1番の歌詞。5番まであり、軽井沢の情景を歌っているが、町内でも知っている人は少ない。
軽井沢在住の音楽家、マキ・奈尾美さんがこの歌の存在を知ったのは2015年秋のこと。国立国会図書館で、知人が録音してきた曲を聞き、その美しさに感銘を受けた。メロディーは譜面に起こせたが、音源が古いこともあり、歌詞は全体の6割ほどしか聞き取れなかった。
作詞をした久米さんが上田市出身と知り、上田情報ライブラリーに問い合わせると、1982年発行の『軽井沢 教材・資料』(軽井沢高等学校地域圏学学習研究委員会)に、『千ヶ滝音頭』というタイトルで、歌詞が載っていることがわかった。作曲、作詞者も「千ヶ滝小唄」と同じで、聞き取れた部分の歌詞とも一致した。
さらに調べていくと、曲には2代目市川猿之助による振り付けも存在することが判明。長倉神社の氏子会のつながりから、80年以上前に「千ヶ滝小唄」を地域の盆踊りで踊ったという大町英子さん、堀篭タツ子さんと巡り会えた。二人が憶えていた踊りは4月2日、日本舞踊竹本流家元の竹本東竜さんに直接、引き継がれた。中山道の旅人が辺りを見回したり、陽気に歩く仕草が特徴の振り付けだ。
大町さんは「懐かしいですね。曲を聞くと、当時を思い出します」。堀篭さんは「埋もれていた曲が、長い時間を経て日の目を見ることになってありがたい」と二人とも笑顔。マキさんは「『千ヶ滝小唄』は地域の宝。軽井沢の歴史として大切に、新しい世代に継承していきたい」と話した。
新たに歌を録り直し、町内の盆踊りで流す計画も進めている。
降りる支度を 降りる支度を
千ヶ滝
(藤山一郎作曲・久米正雄作詞)
これは国民的歌手として知られた藤山一郎(1911-93)、渡辺はま子(1910-99)のデュエットソングで、ビクターエンタテインメントから1935年に発売された「千ヶ滝小唄」の1番の歌詞。5番まであり、軽井沢の情景を歌っているが、町内でも知っている人は少ない。
軽井沢在住の音楽家、マキ・奈尾美さんがこの歌の存在を知ったのは2015年秋のこと。国立国会図書館で、知人が録音してきた曲を聞き、その美しさに感銘を受けた。メロディーは譜面に起こせたが、音源が古いこともあり、歌詞は全体の6割ほどしか聞き取れなかった。
作詞をした久米さんが上田市出身と知り、上田情報ライブラリーに問い合わせると、1982年発行の『軽井沢 教材・資料』(軽井沢高等学校地域圏学学習研究委員会)に、『千ヶ滝音頭』というタイトルで、歌詞が載っていることがわかった。作曲、作詞者も「千ヶ滝小唄」と同じで、聞き取れた部分の歌詞とも一致した。
さらに調べていくと、曲には2代目市川猿之助による振り付けも存在することが判明。長倉神社の氏子会のつながりから、80年以上前に「千ヶ滝小唄」を地域の盆踊りで踊ったという大町英子さん、堀篭タツ子さんと巡り会えた。二人が憶えていた踊りは4月2日、日本舞踊竹本流家元の竹本東竜さんに直接、引き継がれた。中山道の旅人が辺りを見回したり、陽気に歩く仕草が特徴の振り付けだ。
大町さんは「懐かしいですね。曲を聞くと、当時を思い出します」。堀篭さんは「埋もれていた曲が、長い時間を経て日の目を見ることになってありがたい」と二人とも笑顔。マキさんは「『千ヶ滝小唄』は地域の宝。軽井沢の歴史として大切に、新しい世代に継承していきたい」と話した。
新たに歌を録り直し、町内の盆踊りで流す計画も進めている。


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