軽井沢で誕生 寒冷地の稲作技術、 現代に再現

1805_topics_hoon.JPG 苗床に種もみを蒔く市村さん。
 寒冷地に適した稲作技術で、軽井沢から北日本各地へ広まった「保温折衷苗代」を再現しようと軽井沢町は4月22日、農産物直売所「軽井沢発地市庭」の敷地に整備した苗床(約2m四方)で「もみまき式」を開いた。同技術は1942年に軽井沢町の荻原豊次さん(1894-1978年)が考案。寒冷地の食料増産に寄与した功績が讃えられ、荻原さんは1961年には名誉町民に推挙されている。

 この日は、苗床に種もみをまいた上から、砂、焼きもみがらをかぶせ、保温用に油紙で覆った。苗が十分に生育したら田んぼに移し替える。収穫した米は、学校給食の一部に使われるという。

 10代前半まで「保温折衷苗代」を手伝ったという油井の市村一さんは「今から考えると大変な作り方だが、当時はこの方法でないと育てるのは難しかった。懐かしい」と振り返った。

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