開催まであと少し G20関係閣僚会合

1905_topics_g201.JPG 住民ら140人が参加した「おもてなし研究シンポジウム」。
参加国の観光資源など紹介

 6月15、16日開催のG20関係閣僚会合に向け機運を盛り上げようと、「おもてなし研究シンポジウム」(主催・G20軽井沢町推進町民会議、軽井沢ガイドサービス)が4月19日、軽井沢万平ホテルで開かれた。11カ国から大使館職員や政府観光局の関係者が参加し、自国の観光資源や海外誘客の取り組みなどについて講演。軽井沢高校の生徒や県内の外国語指導助手らも日本のおもてなしについて発表した。

 フランス観光開発機構・在日代表のフレデリック・マゼンクさんは、フランスでは観光業の収入が約7・5%を占め、自動車産業や農業などを上回ると説明。インバウンド誘致については、「元々ある観光戦略をベースに、それぞれの国ごと、人の考え方や旅の仕方に合わせて調整しPRしている」と述べた。

 軽井沢高校生徒会長の石巻顕さんは、長野県の山の魅力や楽しみ方を、英語と日本語で紹介。「美しい山や自然は、長野県の最高のおもてなし」と話し、登山やスキー、スノーボードなどを通じ、山と関わってほしいと呼びかけた。

1905_topics_g202.JPG 軽井沢駅北口に設置された、中学の美術部作成の横断幕。
歓迎の横断幕やバナー設置

 軽井沢中学校美術部が作成した関係閣僚会合歓迎の横断幕が4月25日、軽井沢駅自由通路の北口入口に設置された。

 横断幕は部員15人が1カ月半かけて制作。表面に参加国の国旗をデザインした卵、裏面に夕焼けの浅間山と羽ばたく鳥を水彩で描いた。鳥の尾羽にも参加国の国旗をデザイン。3年の西垣響さんは「20カ国がよりよい未来に向かって飛び立っていく姿を表現した」と説明した。

 この日は官民連携の町民会議により、G20歓迎のバナーフラッグ82枚も軽井沢駅の自由通路や駅周辺の通りに設置された。

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