長野刑務所などで製造の靴232足 町内老人ホームに寄贈される
軽井沢新聞5月号に掲載した記事で、寄贈した靴の足数に誤りがありました。お詫びするとともに、正しい記事を以下に掲載します。
長野刑務所の受刑者が製作した婦人靴10種227足と、他の刑務所で作られた紳士靴5足が4月21日、矯正協会刑務作業協力事業部から追分の養護老人ホーム静山荘に寄贈された。刑務所作業製品の長期在庫を有効活用する取り組みで、県内施設への寄贈は2023年から行っている。
静山荘には60人が入所し、ショートステイ専用の10床を備える。施設を運営する社会福祉法人法延会の古屋野順友理事長は、寄贈の靴を手に取り「すごく軽い」と驚きの表情。「これからは出歩くのにいい季節。ありがたく使わせていただく」と感謝を伝えた。
長野刑務所の中道徹所長は「社会とのつながりを感じることが、受刑者のモチベーションになる」と施設への製品寄贈を受刑者に報告するという。
長野刑務所では、矯正協会刑務作業協力事業部から材料の提供を受け、婦人靴やベルト、財布、蕎麦殻マクラなどを製造。付設の展示場で、他の刑務所の製品と合わせて販売している。