企業版ふるさと納税、アイ工務店から御代田町へ3千万円 大林児童館拡張の改修費に
大阪市の住宅メーカー、アイ工務店が5月14日、「企業版ふるさと納税」を活用し御代田町に3000万円を寄付した。この日の贈呈式で同社の坂井達也社長が「有意義に使ってほしい」と、目録を小園拓志町長に手渡した。寄付金は利用者が増え手狭になっている、大林児童館の改修費用にあてるという。
(坂井達也社長と小園拓志町長)
大林児童館の放課後児童クラブは現在、一日平均171人の利用があり「利用者増に追いついていない状況が続いてきた」と小園町長。寄付金で2棟の建物を結ぶ渡り廊下の部分に部屋を新設して建物同士をつなぐ計画。町長は「大きな寄付を受けて、喫緊の課題に対してスピード感を持って解決できる」と感謝の気持ちを表した。
「企業版ふるさと納税」は、企業が自治体の地方創生事業に寄付し、税負担が軽減される制度。同社が県内で寄付先を探す中で「人口が増えている」「子育て支援に特化して使ってもらえる」などの点から御代田町を選定。企業版ふるさと納税を活用した同町への寄付としては、過去最高額だという。