8月の音楽祭を目指し修理へ

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 日本での音楽教育に尽力し、軽井沢に親しんだアメリカ人女性、エロイーズ・カニングハムゆかりのハーモニーハウスに保管されているピアノが、世界に100台もない希少なピアノだと判明した。
 Beltonというブランドのグランドピアノは、昭和初期から日本国内でピアノを製造していた富士楽器製造株式会社のもの。低音部から高音部まで全て一本張りという昔ながらの調弦方法でつくられ、透明感のある音色が特徴とされている。東京芸術大学の教授でフジコ・ヘミングさんや大賀典雄夫人の大賀緑さんらの師でもあったピアニスト、レオニード・クロイツァー氏が「ベルトーン」と命名したと言われている。
 南ヶ丘にあるカニングハムの別荘に放置され多湿により傷みが激しいことから、ハーモニーハウスを保存・運営する(株)軽井沢総合研究所では修理を行い、8月に開催する音楽祭で復活した音色を披露する予定。5月27日までクラウドファンディングで修理費の支援を募っている。
問合せ:(株)軽井沢総合研究所TEL050-5835-0554

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