野生動物対策に取り組む4団体が報告

1709_topics_doubututaisaku_280.jpg 生物多様性研究所あーすわーむのスタッフは、特定外来生物のアライグマと、タヌキの毛皮を持参。「タヌキは眉間に黒い線があり、アライグマは腰の位置が高く、尾に縞模様がある」と見分け方について説明。
軽井沢町が8月9日に開いた「野生動物対策報告会」で、4団体が対策の現状を伝えた。別荘住民も参加できるようにと、2月に続き今年2回目の開催。約60人が参加した。

猟友会の大嶋元さんは、捕獲ワナの精度向上などにより、昨年はシカ、イノシシともに過去最多の捕獲数だったことを報告。「ワナ設置の看板を見かけたり、ワナにかかっている動物がいたら、危険なので近づかないで」と呼びかけた。

町環境課の藤原秀さんは、ニホンザル23頭が千ヶ滝、鶴溜、離山などの別荘地を中心に行動していると報告。やみくもな駆除は群れの分散に繋がるため、畑を荒らしたりする問題個体を識別して駆除し、北側国有林への追い払い活動を続けていくという。餌台のヒマワリの種なども誘因の原因となるため、「サルを見かけたらすぐ片付けてほしい」と話した。

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