救急処置で、倒れた女性の命救う ホテルスタッフらに感謝状

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 軽井沢消防署は3月9日、心筋梗塞で倒れた60代女性の命を救ったとして、星野リゾート軽井沢ホテルブレストンコートと、同社サービススタッフの小沼舞子さん、菊地唯果代さん、穂谷和美さんに感謝状を贈った。

 女性は昨年12月5日、結婚式参列のためホテルを訪問。体調が悪く横になっていたところ、呼吸が途絶え意識がなくなるなど急変。付き添っていた穂谷さんが、速やかに周囲に協力を呼びかけ119番通報。菊地さんと小沼さんが心臓マッサージ、自動体外式除細動器(AED)の操作を行い、処置内容を救急隊へ引き継いだ。女性は病院搬送時も心肺停止状態だったが、その後回復し社会復帰した。

 佐藤一明署長は「素早い通報と、迅速で的確な救命処置で尊い命が救われた」と感謝。3人は救命講習を受けていて「学んだことを生かせるよう、冷静でいることは大事だと感じた」(菊地さん)。「光栄だが恐れ多い。もっとできることを増やしたい」(穂谷さん)。「(命が救われたのは)救急隊、病院の先生ら、みなさんの力があったからこそ」(小沼さん)と話した。

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