工事が進む、旧三笠ホテルを見学

日本の伝統的な建物にない構造も

 軽井沢町教育委員会は6月18日、保存修理工事中の重要文化財・旧三笠ホテルの工事現場見学会を開いた。3回にわけて実施し、計36人が参加した。

 設計・監理を担う文化財建造物保存技術協会のスタッフが建物の屋内外を案内。解体・調査を通じ新たにわかったことや、保存修理の方法などについて解説した。

 足場を使って屋根の高さまで上り、れんが製の煙突や、「明治三十八年三月二十七日」と書かれた棟札を見学。建物内では、部屋についた上げ下げ窓の構造の説明も受けた。窓から伸びるひもの先に、滑車でつながった分銅があり「窓と同じ重さなので、落ちずに途中で止まっている。日本の伝統的な建物にないつくり」とスタッフは説明した。

 長野市から参加した北山宏雄さんは「目に見えない部分まで、当時の仕事を生かしながら修復していることに感心した。工事が終わったらまた見にきたい」と話した。

 工事は2024年12月に完了し、25年の再開を予定。大正後期〜昭和初期の外観を復原。一階南東のダイニングルームにあった車寄せも再現する。

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敷地内の修復現場で作業を見守る見学者。

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