地元野菜や農家の現状を伝える コラボイベント開催

 軽井沢産の野菜や農家の状況を知って欲しいと、イタリアンレストラン「ラ・ロカンダ・デル・ピットーレ」が、9月2日に遠山農園と食のイベントを開催した。この日は「遠山農園サラダ」や「白いとうもろこしの冷たいスープ」、「軽井沢南蛮とカラスミのスパゲティー」など同農園の野菜をメインにした特別メニューを用意。遠山農園を営む遠山冬樹さんと祐子さん夫妻も店のスタッフとなって、料理を運びながら、野菜の説明をするなど客との会話を楽しんだ。

 建設ラッシュが続く軽井沢町内では、農地が宅地に転用されたり、新たな建築物により畑の日照や風向きなど気候条件が変わったりと、農業にも影響が出ている。同レストランの大野裕太郎さんは「現状を知ってもらうきっかけになれば嬉しい。普段、農家さんの話を聞く機会も少なく、農家さんも直接感想を聞くことも難しいので、このイベントでお客様と交流を持ってもらえればと思います」。遠山さんも「食べている方のお顔が見られて嬉しいです」と笑顔で語った。同イベントは6・7・9月と3回開催し、野菜の入れ替え時期を見て、秋に4回目を予定している。

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店先では採れたての野菜の販売も。ラ・ロカンダ・デル・ピットーレの大野さん(右)と遠山夫妻。

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