リアルとTVゲームでカーリング対戦 

カーリング始めるきっかけに

 氷上のカーリングと、家庭用ゲーム機のソフト「みんなのカーリング」の総合ポイントで順位を競う大会が2月25日、軽井沢アイスパークで開かれた。カーリングに馴染みのない人にも、親しんでもらうきっかけにと、軽井沢町やスポーツコミュニティー軽井沢クラブなどでつくる「軽井沢カーリング活性化プロジェクト推進委員会」が初めて企画した。

 大会には31ペア62人がエントリー。氷上では体験レッスンとハーフシートで行うミニゲームをセットで実施。TVゲームの決勝は大画面にプレイ映像を映し出し、きれいなショットが決まると歓声があがった。

 総合優勝は町内の白本鐘一郎さんと想くんの父子ペア。想くんはカーリング歴1カ月で、ゲームソフトは2人とも初プレイ。鐘一郎さんは「親子で協力できるのがいいですね」。想くんは「ショットが決まったときは気持ちよかった」。

 日本選手権2連覇を果たしたSC軽井沢クラブ男子の栁澤李空さん、準優勝の女子金井亜翠香さんのスキップペアも出場。氷上では強さを発揮したものの、TVゲームは準々決勝で敗れ総合3位に。栁澤さんは「初めてカーリングした人にも、氷上の魅力に気付いてもらえたらうれしい」。金井さんは「経験者ではなくても平等に楽しめるのはゲームの魅力」と話した。
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2人1組で、テレビゲームで熱戦を繰り広げる。1階では別のグループが氷上のカーリングで対戦している。

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