軽井沢の間伐材からつくる 木質バイオマス燃料「軽井沢ブリケット薪」

 土木設計施工の土屋設備は5月から、軽井沢の間伐材を再利用した木質バイオマス燃料「軽井沢ブリケット薪」を販売している。業者から提供を受けた間伐材を細かくして乾燥させ、おがくず状にしたものを圧縮・成形。薬剤などは使わず、木質原料のみで直径約7cm、長さ約40cmの円柱型の薪を生成する。

 通常の薪と同様、薪ストーブや薪ボイラー、焚き火やバーベキューなどに使え、災害用の備蓄燃料としてストックしておくことも可能。1本あたりの燃焼時間は約1〜1時間半。

 間伐材は一般廃棄物として扱う自治体も多いが、軽井沢町では再生資源として貯木場が受け入れ、枝などを破砕したチップなどを無料提供している。ただ、利用が追いつかず、チップの山から蒸気が出ているのを目にした土屋社長。「腐敗して出るCO2と燃やして出るCO2は同等。だったら有効活用できないか」と、燃料に加工することを思い立った。

 専用の工場を建て、海外から取り寄せた機材を導入。木質バイオマス燃料の先駆者が全国から応援に駆けつけてくれ、アドバイスをもらったという。専属のスタッフが1日600本ほど作っている。総事業費1億4000万円のうち、5700円は経済産業省の事業再構築補助金を利用した。土屋社長は「伸びきった木に手を入れるのと同時に新しい木も植え、未来に向けてサイクルを作っていくことが大事」と自然循環の必要性についても軽井沢から発信していく考えだ。

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1本165円。ECサイトで販売しているほか、電話連絡の上、製造所で受け取りも可能。TEL0267・45・7223

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