廃校舎に子どもの声、再び 診療所や薬局など備えた新施設
2024年3月閉校の長野原町立応桑小学校の校舎を活用し、同町運営の新施設「オークワテラス」が4月21日にオープンした。
長野原町へき地診療所が施設1階に移転し、売店を備えた薬局や交流スペース、2階には子育て支援広場「ここはぴ」が入った。校庭だった場所の一部にウッドチップを敷き詰め、屋根付きのウッドデッキも整備した。
オープン前日の20日、施設の庭で開いたセレモニーには、町関係者や地域住民ら150人以上が集った。応桑小の卒業生でもある萩原睦男町長は、「人と人のつながりを育み、新たな地域コミュニティーのあり方をここから発信していきたい」と力を込めた。
診療所では今年度中に内視鏡検査の機器も導入し、小児科も新たに標榜する。金子稔所長は「これまでと変わらず和気藹々と、笑顔の絶えない診療をしていきたい」と話した。
長野原町では応桑小と北軽井沢小が統合して、24年春に浅間小が開校。長野原西中の校舎(22年春閉校)を改修し活用している。北軽井沢小の空き校舎には、株式会社立の学校「LCAきたかる森のインター初等部・プリスクール」が26年4月に開校を予定している。




