能登や宮城県の食材で特別ディナー、輪島塗で提供する「料理長フェア」

 浅間プリンスホテルは1034日、石川県の食材や伝統工芸「輪島塗」を使った特別ディナーを提供する「料理長フェア」を開いた。被災地の応援を目的に、昨年秋に続いて開催した。

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 被災地で食事提供などを行う「料理ボランティアの会」代表幹事で、西武・プリンスホテルズワールドワイド総料理長の下井和彦さんらがメニューを考案。能登産のジャガイモや白ネギ、加賀レンコンなどに、信州の食材を組み合わせたコース料理を提供。ペアリングワインも能登のもので揃え、仙台市の観光農園「JRフルーツパーク仙台あらはま」のフルーツもメニューに取り入れた。

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(写真=料理の説明をする下井和彦総料理長)

 下井さんは「生産者の思いを受けて作った料理を輪島塗の器に乗せて、お客さんと繋ぐ役目を果たすことで、少しでも復興支援になれば」と話した。期間中は、能登半島の復興状況や輪島塗の再建への取り組みを伝える展示会も併せて実施。売り上げの一部は被災地に寄付するという。

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