


20回目の軽井沢ショー祭
軽井沢を築いた先人を讃える「第20回軽井沢ショー祭」は雨のため、ショー記念礼拝堂内で開催。作家の加賀乙彦さんと朗読家の青木裕子さんの対談や、フルート演奏も行われた。祭典が終わる頃には雨が上がり、多くの人がショーの銅像に献花していた。
立原道造がテーマ 10月にライブイベント
会見で説明する吉岡会長(中央)。イベントは13時半〜。入場無料。希望者は往復はがき(軽井沢町教育委員会まで)かメール(tachihara@japanpen.or.jp)に、氏名、住所、電話番号、同伴者の氏名(2人まで)を記して応募。応募多数の場合は先着順。
詩人の立原道造をテーマにした文学ライブイベントが10月27日、軽井沢大賀ホールで開かれる。立原の人間性や作品世界を表現した映像の上映や、作家の下重暁子さんによる朗読、浅田次郎さん、加賀乙彦さん、小池真理子さんらによる座談会などを開催。合唱やピアノのコンサートも行う。企画監修する日本ペンクラブの吉岡忍会長は会見で「立原が軽井沢で出合った自然や人は、彼に詩人としての花を開かせただけでなく、日本の叙情詩そのものにも大きな影響を与えた。多くの若い人にも参加してほしい」と呼びかけていた。
室生犀星記念館、 1年3か月ぶりの開館
作家の室生犀星が夏を過ごした山荘(現室生犀星記念館)の補修工事が終わり、7月25日から一般公開を再開した。劣化や破損が特に酷かった屋根と柱を中心に補修。今回の工事で固くて開けられなかった雨戸が開き、トイレとして使われていたと思われる部屋も見つかった。展示については昭和6年建設当時の図面を示したと思われる板図を公開。常駐している町職員の行田英子さんは「雨戸が開き、山荘の中に光が射すようになった。キレイな山荘を多くの方に見てもらいたい」と嬉しそうだった。
奥深さを知る 『軽井沢茶話』(かるいさわ)

軽井沢町立図書館や民俗資料館の館長を務めた作家、塩川治子さんが、この夏『軽井茶話』を上梓した。タゴールの胸像がなぜ碓氷峠にあるのか、浅間山と頼朝伝説、ラグーザお玉という画家、個性的な外国人たちの話...等々、そこには知っているようで知らなかった軽井沢の小さな物語が60話。軽井沢ってなんと奥深いことかと思わせてくれる。貴重な写真にも注目。「軽井沢には多彩な面がある。この本がそれを知るきっかけになれば」と塩川さん。
佐久保健所管内の 犬殺処分ゼロに貢献
発足から12年目を迎えた軽井沢ペット福祉協会が一般財団法人となり、8月3日に軽井沢会集会堂で記念祝賀会を行った。同協会は夏だけペットを飼い、帰京の際に見捨てていくケースが多発したことから、レスキューや啓蒙・募金活動などを行っている。これまで約1000頭の保護犬を新しい飼い主に引き渡してきた。「発足当初は130頭ほど捨て犬があった。最近は年1、2匹に減り、成果があがった」と佐藤元彦理事長。
遠隔地から仮想空間で討論 リゾートテレワークPR
町内の民間団体「軽井沢リゾートテレワーク協会」(会長:土屋芳春)は7月22日、情報通信技術を活用し時間や場所にとらわれずに働く、テレワークに関するパネルディスカッションを町内で開いた。遠隔地にいる人同士が仮想空間でミーティングできる、NTTドコモが開発中のシステムを使用。土屋会長らがVRゴーグルを装着し、別々の部屋に分かれ意見交換。メイン会場には、事前にスキャンしたそれぞれの3Dアバターが、話し合う様子が映し出された。土屋会長は軽井沢のテレワークの利点について「別荘コミュニティーの交流の中から新たなヒントが産まれたり、ビジネスマッチングに繋がる」と話していた。
「これから成長を」 TM軽井沢、練習公開
5月に発足したカーリングチームTM軽井沢(Team Morozumi 軽井沢)が7月26日に、軽井沢アイスパークで練習を公開した。北海道を中心に活動していた岩井真幸選手と、宿谷涼太郎選手が合流し、7月から週2回合同で練習している。宿谷選手は2022年北京五輪を見据え「これから成長して、金メダルが取れたら良い」と意気込んだ。同日、ユニフォームも発表。青色が基調のズボンにストーンをイメージした水玉が描かれているデザイン。「子どもたちに夢を与えられるユニフォームができた。このユニフォームでどれだけ活躍できるか、プレーで見せるのが僕の仕事です」と両角友佑選手。
NY州立大で建築学ぶ学生、 軽井沢訪問の感想語る
ニューヨーク州立大学バッファロー校建築設計学部の学生11人が、軽井沢を訪れた感想などを述べ合う座談会が7月22日、中軽井沢の宿泊・飲食施設「くつかけステイ」であった。くつかけステイの総合デザインを手がけた建築家が、同校の教授と繋がりがあり実現した。
生徒らは、1カ月半ほどかけて日本各地の建築物などを見学する研修の一環で、軽井沢を訪問。熊野皇大神社やショー記念礼拝堂、千住博美術館、中山道69次資料館、信濃追分文化磁場油やなどを見学した。ある生徒は、駅から出たときの印象を「リゾート地と聞いていたが特別感はなかった。ただ、一歩入ると魅力的で、自転車で回ってみたい欲求にかられた」。他には、「建物は新しいものと古いものが融合して、バランスがよい」という意見もあった。
全生徒が軽井沢に来て、初めて中山道の存在を知ったと言い、「起点となる日本橋や京都に、中山道をPRする何かがあれば、歩いてみたいと思う外国人が増えるのでは」と話す生徒もいた。
生徒らは、1カ月半ほどかけて日本各地の建築物などを見学する研修の一環で、軽井沢を訪問。熊野皇大神社やショー記念礼拝堂、千住博美術館、中山道69次資料館、信濃追分文化磁場油やなどを見学した。ある生徒は、駅から出たときの印象を「リゾート地と聞いていたが特別感はなかった。ただ、一歩入ると魅力的で、自転車で回ってみたい欲求にかられた」。他には、「建物は新しいものと古いものが融合して、バランスがよい」という意見もあった。
全生徒が軽井沢に来て、初めて中山道の存在を知ったと言い、「起点となる日本橋や京都に、中山道をPRする何かがあれば、歩いてみたいと思う外国人が増えるのでは」と話す生徒もいた。
住民と児童の交流を深めるコンサート、西部小で
軽井沢西部小学校で7月24日、授業への影響がない休み時間を利用して、コンサートが催された。演奏したのは佐久市を中心に学校や施設に出向いて公演活動をしている音楽グループ「音和の会」。コカリナやハープなどで「大きな古時計」など計6曲を披露。集まった100人を超える児童と童謡「ふるさと」を歌った。5年生の関小夏さんは「『ふるさと』をみんなで歌えて楽しかった」と笑顔で話した。
女性にスポットを当てた食のフォーラム
軽井沢ガストロノミー・フォーラム(主催:美食リゾート軽井沢プロジェクト)が7月17日、「食の世界の女性たち」をテーマに開催され、女性シェフや地域の女性生産者らを招いて講演や座談会などが行われた。開会にあたりディレクターの渡辺万里さんは「文化と歴史のある軽井沢で食を語り合う日を作りたいと思っていた」と挨拶。軽井沢で野菜やハーブなどを栽培している「軽井沢サラダふぁーむ」の依田美和子さんも登壇し、生産者としての取り組みや苦労等を語った。


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